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事業モデル

中小企業は需要を喚起する手もあるを、実践している経営者

昨日、私は『経済が縮む国では、大手企業は市場の総取りを狙
い、中小企業は需要を喚起する手もある』というタイトルでコ
メントを書いた。
スキをしていただいた方の記事を読んだ。
独自性があり、まさに需要を喚起することをやっておられた。
中小企業のよさは、小回りが効くことだ。

中小企業では、いろいろなトライアンドエラーができる。
本来は、大手企業でもトライアンドエラーは可能なのだが、そ
れ以前に、儲かるゾーンがありすぎる。
トライアンドエラーをやるほどのテーマがないのだろう。
いつしか組織は挑戦しなくなる。

ところが、現在のように人口減少やその他の要因で経済成長が
ゆるやかになってくると、企業の業績は低下していく。
これがよい。
大手企業でも新たな分野を切り開くための挑戦が求められるか
らだ。
それでも事業規模が大きいため、おいそれと小回りが効くわけ
ではない。

その点、中小企業の特徴は、小回り、トライアンドエラーとや
るべきことは決まっている。
挑戦しながら、自社の独自性をいかにつくるか、だ。

『売れない在庫車を『貸して売る』に変えた、とある田舎町の
現役車屋』は、西野陽一さんの挑戦のはなしだ。

中小企業経営者は、西野さんの話から学ばなければならない。
中小企業の経営とは、毎日トライアンドエラーの繰り返しから、
自社の優勢を発見し、自社独自の事業モデルをつくりあげるこ
とだ。
中小企業が、他社と同じことをしていても儲からないことが多
い。
一時、風が吹くこともあるのだが、風が止めば、すぐに経営状
態は悪化する。
長い時間軸でみていくと、衰退していく中小企業のほうが多い
だろう。

独自性あるビジネスをつくるのは言うほど簡単ではないからだ。
中小企業の経営者は、西野さん話から学ぶことが必要だろう。
私は、1社だけ中古自動車販売をしている企業に、短い期間働
いたことがあった。
中古自動車の販売には資金がいる。
買取は現金。
オークションで買えば、すぐに銀行振込だ。

買い取った車を展示して販売すれば、すぐに売れるわけではな
い。
中古自動車販売業は資金力がいる商売だ、と私は素人だったが、
そのとき感じた。
買取専業企業、むかしのガリバーのような企業のうほうが、よ
い事業モデルなのかもわからない。
原則、買取をしてオークションで販売するだけだからだ。
販売のリスクを減らして、買取在庫の回転数を上げていくモデ
ルだ。
もっとも、西野さんのところは資金繰りのため、買い取った車
を赤字でオークションに出していたようだ。
中小企業によくあるパターンだ。

西野さんのやり方がどの企業でもうまくいくわけではないのだ
ろうが、自分のところでなにができるかを考えるヒントはいく
らあってもよい。
自社の事業展開のなかで活かせるヒントをつかめばよい。
自社モデルとは、どこまでいって自社のモデルしかないように
するのが中小企業の成功モデルだ。
小さな売上のなかでできることほど差別化しやすく、小さなこ
とが、常に不利なわけではない。

私のお客様をみていても、つくづくそう思う。
資金繰りに苦しまないようにするのが経営だ。
経営とは、稲盛さんの言葉ではないが、どこまでいっても「売
上ー経費=利益」だ。

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