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国内市場

経済が縮む国では、大手企業は市場の総取りを狙い、中小企業は需要を喚起する手もある

大手企業に限らず、中小企業でも同じなのだが、国内の経済が
縮小していく市場では、その市場を総取りしていくための戦略
が必要になる。
実際は、市場を総取りすることはむずかしくても、そのプロセ
スが大切だ。
市場を総取りするためには、他社との差別化が必須だからだ。
より市場や競合他社を把握しようとする姿勢が要求される。

それだけ日々の仕事のなかに未来を探すという習慣ができる。
大手企業であれば、研究開発をおこない他社より優れた製品を
生み出すことができれば、工場などの国内投資が可能となる。
その前提のうえに競合他社からシェアを奪うことは可能となる。
大手企業からみれば、国内市場はマイナスサムだ。
毎年、シェアを上げていったとしても、国内市場は縮小してい
くのだから、競合他社から売上を奪える技術やサービスをもつ
ことが求められる。

研究開発や工場などへの投資は、グローバル市場へ展開するた
めのマザーファクトリーとして機能させることになる。
大手企業ほど、実は、国内市場の確保はむずかしい。
理由は、ボリュームゾーンが大きいからだ。

それに対して中小企業は、そもそもボリュームゾーンが小さく、
企業数が多い。
また、企業における工夫によっては売上を拡大させることが可
能だ。
いわゆるプラスサムにすることができる。
どんなに小さな販売価格でも、企業努力によって売上や利益を
上げることが可能だ。
もちろん、単体販売で利益を出せるほど市場は甘くない。
中小企業ほど、複数の販売商品や販売形態をもっておくことが
求められる。
もちろん、強い商品があれば単体販売を徹底すればよい。

国内市場の縮小は、大手企業と中小企業では、まったく別なも
のをみているようなものだ。
部品メーカーなどは、国内市場が縮小していくので海外展開は
必須だが、食料品などは、海外展開がむずかしい場合が多くあ
る。
このような中小企業は、地場産業として特徴ある商品を生み出
すことで需要を喚起しなければならない。
それでも、現在のように流行がはやい市場では、商品の展開に
は十分注意を払っておかなくてはならない。
現代の顧客はすぐに飽きるからだ。

中小企業ほど自社のまわりの環境をよく眺めれることが必要に
なる。
こんな商品で売上を伸ばすのができるのか、というものあるの
だが、競合他社の取引を奪い、さらに全国展開しながら売上を
伸ばす企業は存在する。
地域と限定してしまうと、そこから先へは行けない。
地域で限定する商品やサービスと全国展開できる商品は違う。
違いをみつけることで、販売の拡大戦術を替えている。
両方で売上と利益を確保している。
成長している中小企業は、市場に対してどん欲だ。

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