今日の日本経済新聞に『スーパーのさえき、ベトナム人店長10
年の計 実習生育て現地で100店へ』という見出しで記事があ
った。
外国人実習生の話は、私の身近なところでも聞くことがある。
日本企業における実習生の採用には疑問が多かったのだが、ス
ーパーさえきの記事を読んでいると、中小企業の戦い方がかわ
るだろう。
そもそも「さえき」なるスーパーを私は知らなかった。
少し調べてみたのだが、ホームページには、売上1000億円
を目指そうと数字が載っていた。
中堅規模のスーパーのようだ。
わが国の社会は、大型スーパーで賑わった昭和とは違い、今で
は生鮮を中心とした地場スーパーが躍動している。
わが家の近隣でも同じだ。
もっとも、競争は激しくなるばかりで安定して成長している企
業がどれだけあるのだろうか、と思ってみている。
食料品価格の値上げによって食料品中心のスーパーでも売上を
確保していくことはなかなかむずかしい時代になっているよう
に思える。
わが家の生活をみるからだろうか。
私は、中小企業は海外へ挑戦しろ、と書いているのだが、言う
ほど簡単なことではない。
そんな矢先、スーパーさえきの記事を読んだ。
『東京西部地盤の食品スーパーのさえきセルバホールディング
ス(HD、東京都国立市)がベトナムに進出する。事業展開で
必要な人材について技能実習生に着目し、食料品製造から店舗
管理まで日本とベトナム両国で10年単位で育成する。ベトナム
では100店規模の展開を視野に入れる』と記事にあった。
資料:日本経済新聞
さらに記事では『さえきは26年8月時点で技能実習生や特定技
能など138人の外国人従業員を抱えている。6月にはベトナム
人を中心に技能実習生を過去最多となる約20人採用し、27年
初めから日本の店舗での実習が始まる予定だ。
ベトナム進出後、店舗の立ち上げ当初はさえきの日本人従業員
が駐在する。ベトナム人が店長を担う段階になれば、日本人は
各店の監督業務に絞り、いずれベトナム人のみで現地のビジネ
スを運営することを想定する』とあった。
わが国のように人口が減少していく社会で戦うことは売上確保
だけでなく、企業で働いてくれる人材を確保すること自体が厳
しくなる。
どこに戦いの舞台を移していくは、企業経営者の挑戦意欲にか
かってくる。
昭和と違い大資本が海外へ出るチャンスは少なくなっている。
これからチャンスが生まれる場は、小回りが効く事業規模だ。
とくに食料品の販売は、その筆頭に挙げられる。
自社のノウハウをどのように現地化していくかというプロセス
には、外国人労働者の育成は必須だ。
多様な文化がまじりあうことで、新たな成長が生まれるだろう。
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