ドラッカーの言葉だが現代における仕事の意味がわかる。
『頭脳だけでも、手わざだけでも差はつかない。だからドラッ
カーは、先進国が競争力を維持していくための唯一の道がテク
ノロジストの教育訓練であると言い切った。
「テクノロジスト(高度技能者)」、すなわち知識労働と肉体労
働の両方を行なう人たちである。病院の検査技師やレントゲン
技師、歯科関係者、自動車の修理工。高度な理論知識を使いな
がら、同時に手を動かす仕事だ』
現場をみて少し考えればよくわかる内容だ。
多くの人は、知識を獲得しようと努力しているのだが、知識に
は国境がなく、世界をながめてみればAIに対応できる能力の習
得だ、と騒いでいるのだが、その結果は知識のコモディティ化
につながるだろう。
ドラッカーは、また言う『今日「リスキリング」といえば、知
識のある事務系の人材がデジタルの技能を身につけることを指
す。方向でいえば、事務からデジタルへ、である。ところがド
ラッカーが説いたテクノロジストの教育訓練は、これと逆向き
の学び直しだった。肉体労働の現場に、理論知識を足していく
方向である』と、次の記事にでていた。
「デジタルさえ学べば」――それは誤解だった。ドラッカーが
27年前に見抜いた、逆向きの学び直し![]()
中小企業の経営者は、このドラッカーの言葉に注力しなければ
ならない。
中小企業の多くは肉体労働を中心とした仕事が多い。
だからこそ、ドラッカーが言うように、経営者が理論知識を社
員へ教えていかなければならない。
そうすることで、デジタル社会のなかで有能な人材を確保する
ことができるようになる。
最初の学びは、なんといっても経営者が学ばなければならない。
ただし、どこかのセミナーで学ぶものではなく、自ら忙しい仕
事のなかで学びの習慣を身につけ、自分で考えながら学ぶこと
が必要だ。
そこで得た知見を、自分の言葉で社員へ話さなければならない。
そしてドラッカーが言っているようにマネジメントしなければ
ならない。
簡単言葉だが、実行は非常にむずかしい。
・仕事は何かを問うこと
・仕事の質を、本人に担保させること
・彼らを知識労働者として扱うこと
さあ、経営者のあなたは、どのようなマネジメントスタイルを
確立することができるのだろうか。