昔、営業をやっている時代はお酒を飲みにいく機会が多かった。
メーカーの営業担当だった私は、取引先を接待する立場だった
のだが、最初に居酒屋で飲んで、それからだいたいスナックに
いくのが定番だった。
地方を担当していた私には、そのてのお店を知らない。
ほとんど取引先が通っているなじみの店へいく。
取引先が知っているなじみの店なので、先ずぼったくられるこ
とはない。
会社の接待費で落とせる範囲の額だった。
当時、地方のお店は、スナックに限らず居酒屋で飲んで食べて
も非常に手ごろな価格だった。
接待がなければ、夕食がてら居酒屋で軽く飲んで食べても驚く
ほど安かった。
それでもスナックに一見さんではいったことはなかった。
やはり飲み代が心配だ。
ぼられるのではという恐怖感だ。
私は、取引先から紹介してもらったスナック以外に、そのての
店に入らいようにしていた。
いつも安心して自腹で飲める店は、やはり知っているところに
なる。
そんなスナック業界は、廃業が相次いでいるらしい。
ここ数十年、スナックにいったことがなく、この業界がどのよ
うになっているのかさへわからない。
そんな業界の情報をDXを活用して紹介している企業があった。
まさにニッチだ。
業界の救世主かもわからない。
この業界は、やはり怪しく感じるものだ。
飲み屋街でスナックの扉を開ける勇気は、博打のようなものだ
ろう。
私も現役時代はひとりでよく行くスナックがあったのだが、そ
こも友人に誘われてついていったところだった。
安心して飲めた。
一人で飲むことが多い私には、ひとときの安らぎの場だった。
ママとも親しくさせてもらった。
話をするだけだが。
その店のまわりにもスナックはあったのだが、扉を開けること
はなかった。
一か八かのスナック通いはしない。
なんといっても安心感と自分の懐に合おうお店がよい。
こんな業界だからこそ、スナックの情報を出すことには意味が
ありそうだ。
斜陽産業だが、お店の雰囲気や価格がわかれば、飛び込んでみ
る客はいるだろう。
私には、もう必要ないが、まだ必要な中年おじさんはいるだろ
う。
手軽な価格で気兼ねなく飲めるお店は大切だ。
だって人間だもん。
斜陽のなかにも光はある。
また、光を届ける仕事は大事だ。
別に飲み屋さんだけではない。
ネジ屋さんでも、中小企業だったことから国内の大手企業は購
入してくれなかったのだが、米石油メジャーのエクソンが石油
プラントで採用してくれたことで、グローバル市場で普及し、
その後、国内の大手ゼネコンやプラント企業が採用した。
外国企業からすれば、企業の規模などどうでもよい。
製品そのもの優秀さだ。
わが国の中小企業には、眠っている秀でた技術はまだありそう
だ。
技術や製品に自信があり、国内の大手企業が話を聞かないので
あれば、海外企業へ挑戦しよう。
ビジネスに斜陽も中小企業も関係ない。
人間が喜ぶサービスや優秀な製品があればよい。