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むかし、花王からシステム開発を勝手に学ばせてもらっていたのだが、今回はAI-OCRを導入して作業工数を大幅に削減するようだ

わが家はお風呂やトイレそうじの定番品は、なんといってもマ
ジックリンだ。
そうじ当番の私の必需品だ。
現在では、衣類用洗濯用洗剤もアリエールからアタックに変え
た。
仕入担当でもある私は、コストにうるさい。
妻から少々不満がでているのだが、毎日使うものなので価格が
安い花王のアタックに変更した。
キッチンもを含めて花王の製品は増えている。
わが家では、一時、花王製品がマジックリン以外ないときが長
く続いていたのだが、販売価格の上昇は、私に節約を強制させ
ている。

花王は、私が営業職時代から注目していた企業だ。
とくに独自のシステム開発に目を見張るものがあった。
私の転職動機の一部になったほどだ。
花王と比較すると、営業時代の会社は、未来へ続く挑戦的な投
資を何もしなかった。
システムに関していえば、花王とは彼我の差だった。
この企業は、当時(1987年ごろ)から未来をみて経営していた。
要するに花王は経営能力が非常に高い企業であり、私が在籍し
ていた企業は、花王とは反対に経営能力が著しく低い企業だっ
た。
私は、愛想をつかした。

ソニー子会社へ転職して、さらに投資に関する経営姿勢の違い
をまざまざとみせてもらった。
ソニーの子会社だったのだが、高い挑戦意欲をもった経営陣だ
った。
企業経営は、どれも経営能力で決まる。
優れた企業は、常に独自の挑戦をおこなっているものだ。

花王のビジネス記事がでると、今でも気になる。
学びの師匠だったからだ。
次の記事がネットに掲載されていた。

花王、AI-OCR導入で帳票のシステム入力工数を7割削減
花王は、パレット伝票の管理工数削減に向けて、次世代型光
学的文字認識(OCR)「route-D AIデータ入力」を導入した。

『花王は、パレット伝票の管理工数削減に向けて、次世代型
光学的文字認識(OCR)「route-D AIデータ入力」を導入し
た。同サービスを提供するroute-Dが6月30日に発表した。

<中略>

route-D AIデータ入力は、注文書や納品書などフォーマット
が異なる帳票類のシステム入力を自動化できる。花王は同サ
ービスについて、複数の読み取り結果を一括で確認できるた
め、確認作業にかかる工数を大幅に削減できることや、読み
取り結果のうち、誤読の可能性がある項目を可視化する「信
頼度ハイライト」機能が搭載されていることを評価している。

同社では、route-D AIデータ入力の導入や業務フローの改
善を実施し、ある工場において月147時間、約74%の省力化
を実現したという。さらに、伝票のデータ化により、業務
の集約性やデータ保全性も向上した』と記事にあった。

OCRの読み取りに何度も挑戦した私は、その読み取り精度に
泣かされてきた。
解像度が低く、業務で活用することはできなかった。
花王がOCRシステムへ挑戦するのだから、そのシステムの精
度は、相当なものだろう。
当然、私の現役時代とは違い、OCRの解像度は高くなってい
るはずだ。
花王は、必ずシステムの挑戦を自社のものにする力がある。

OCRを利用した業務システムは、多数あれど、中途半端なも
のが少なくない。
中小企業の経営者主導で、このようなシステムを導入すると、
現場は、今まで以上に混乱をきたすことがある。
経営者は、なんでできないと、怒鳴ったりする。
システムを理解できない経営者が現場に立ち入ると日常業務
どころではなくなる。

経営者は、多くのことを自ら学ばなければならない。
人間関係だけでシステムを導入することほど危険なことはな
い。
経営者自身が理解できていなのならば、わかる人間を採用す
るか、良いベンダーを探すほかない。
中小企業の業務や経理の効率化ほどむずかしいことはない。

経営とは、総合力だからだ。
花王は、現場の実態を把握し、徹底的に業務改善の検証をし
ているはずだ。
システムと現場の作業の流れを結びつけるには、現場を理解
していなければできない。
業務システムとは、そもそも現場ありきからスタートするの
だ。
中小企業でも大企業のやることから学ぶべきことは多い。
投資額や規模ではない。
あくまで考え方だ。
自社のシステム投資に関して、どのように進めていくかを考
え抜くことになる。
システム導入は、やはり企業の挑戦する意欲と現場の実態に
合わせながら進めていくという実行力が試される。

花王は、学ぶべきことがたくさんある企業だ。

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