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笑顔

仕事も人生も、ともに笑顔のなかで自分を知り、成長させてもらった

ドジャースは、佐々木投手の好投が光る試合が続く。
やっと本領を発揮しだしたようだ、佐々木投手の笑顔がすばら
しい。
若者らしさは、なにも佐々木投手だけでなく、今井投手もだが、
さらに、どのような国からきた若者たちでも、メジャーで活躍
する舞台をもらって成長していく姿はすばらしいものがある。

私自身も多くの人たちのおかげで、若いときに思う存分仕事に
打ち込めた。
仕事は厳しかったが、毎日笑顔がでてくるよいマネジメントの
なかで、いろいろなことに挑戦させてもらった。
失敗したことも多かったが、失敗から這い上がることも学ばせ
てもらった。

佐々木投手とドジャースの投手コーチは、よいコミュニケーシ
ョンが取れているようだ。
昨年までのように、お互いからきつい表情が消えている。
若い人は、伸びしろがたくさんある。

ところで年配者の菅野投手の成績もすばらしい。
はやくも昨年と同じ10勝だ。
野球がとても楽しそうだ。
ホームランを打たれても楽しんでいるようにみえる。
若い人たちのように伸びしろは少ないのだが、その分、過去の
経験からくる高い投球技術をもっている。

菅野投手には、山本投手のような完投能力はなくなってきてい
るのだが、5回、あるいは6回くらいまでは投げ切る投球術が
ある。
所属するロッキーズの打撃陣は、菅野投手の好投に報いてあげ
るように、多くの点をとってくれる。
若い人たちからも投手としての能力を評価され、さらにすばら
しい人間性があるからだろう、と私には感じられる。

日本のジャイアンツでエースをはり、侍ジャパンでもエースだ
った。
そんなキャリアの晩年、裸一貫で飛び込んだメジャーの世界だ。
不安や焦燥感、言葉の壁、食生活などいろいろな困難があった
だろう。
菅野投手は、大谷選手や山本投手のような高額のオファーがあ
って入団したわけではなく、しかも、昨年のボルチモアから今
年はデンバーへと所属チームを替えた。
年齢的にも大変な努力が求められる。
年俸も比較的安い。

佐々木投手も年俸は、マイナー契約らしく約1億円だと聞いて
いる。
間違っているかもわかならないのだが、金額から言えば、大谷
選手や山本投手とかけ離れた安さだ。
よく挑戦したし、自分の殻を破る努力しながらがんばっている。
ドジャースのバックアップのよさが感じられる。
ロバーツ監督も粘り強く佐々木投手を支えている。
日本でのキャリアは少なかったのだが、投手としての評価が高
かった佐々木投手にとって、本人は、こんなに時間がかかると
は思っていなかっただろう。
それがメジャーの世界だ。
仕事も同じだ。
メジャーな会社で仕事をすることは、やはり厳しいものがある。
入団ではないが、入社してからが本当の戦いだ。
脱落していく人もいる。
野球の世界と変わらない。

佐々木投手と菅野投手は好対照だが、佐々木投手には、若さで
挑戦していく楽しみがあり、菅野投手には、老いてもメジャー
リーガーをかく乱させる投球力(技術)で戦う楽しみがあるよ
うに思える。
佐々木投手は、これからメジャーにおける自分のピッチングの
型をつくらなければならない。
菅野投手は自分の持ち味(型)を活かしたピッチングをするこ
とで、少しでも長く戦うことを目指していくのだろう。

二人とも楽しそうに野球をやっている姿をみるのが一番だ。
私は、そんな二人をみているだけでわくわくしてくる。
そして、二人の笑顔がいつまでも続くことを願っている。
笑顔がでるということは、確かな自分を知り、仕事(野球)を
楽しんでいる証でもある。

仕事も人生も、ともに笑顔のなかで自分を知り、成長させても
らった。
感謝しかない。

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