工場の立地が減少しているようだ。
人口が減少する様子がいたるいところで現れてきた、昨日は、
産経新聞が東北エリアで新聞の発行をやめるという報道があっ
たばかりだ。
わが国の経済活動が縮小していく状況は、普通の情報になりつ
つある。
そこに工場の立地が減少しているという記事をみつけた。
『要因は、「超大型案件」の減少にあります。 面積規模別に見
ると、2ha以上の大規模立地が前年より710haも減少しました。
また企業規模別でも、資本金100億円以上の大企業による立地
面積が大幅に減っています。資材価格の高騰や人手不足、先行
き不透明な経済情勢などが影響し、大企業が超大型投資に対し
て慎重になっている様子がうかがえます』とあった。
他方、中小企業のケースでは『一方で、日本の製造業の屋台骨
を支える中小企業の健闘も光ります。資本金1億円未満の中小
規模の企業による立地件数は、全体の7割から8割程度を占め、
着実に底堅い動きを見せています』とあり、中小企業の存在が、
わが国の今後の経済成長を左右していくだろう、と考えられる。
【最新調査】日本全国「工場立地」ランキングで見えた、企業
の“本音”と意外な狙い | スマートニュース![]()
私は、わが国における中小企業の活躍が、今後の経済成長を支
えていくと、何度も書いている。
理由は、明確だ。
企業数の割合で中小企業は約99%であり、就業人口の割合では
約70%ある。
この数字だけで将来を支えていくのが中小企業だ、とわかる。
問題は、昭和のように大手企業の下請けでは、簡単に儲からな
いということだ。
自立が必要になる。
この意味では、これから生みの苦しみが続く。
しかし、多くの情報に接すると、特徴ある技術をもつ中小企業
の自立した活躍を目にすることができるようになってきた。
自動車産業から宇宙産業へと転身をはかっている企業では、自
動車産業の下請けから自らの技術を武器に新たな産業へ挑戦し
ていた。
しかも、下請けではない。
自らの技術で勝負している。
当然、付加価値があり、十分な利益を生み出すことができる。
工場の立地条件は『調査によると、立地地点の選定理由として
最も多かったのは「本社・他の自社工場への近接性」でした。
次いで「地価」「工業団地である」「人材・労働力の確保」と続
きます。 地価の安さはもちろん重要ですが、それ以上に「既存
の拠点といかに近く、連携を取りやすいか」が最優先されてい
るのです。実際、本社が所在する都道府県内に工場を建てる
「県内立地」の割合は、全体の約6割を占めています』とあっ
た。
とくに中小企業では、立地は大切だ。
本社に近い場所に工場を建設できるかどうかは重要な要素だ。
この理由も簡単だ。
人材が少ない中小企業では、あらゆる面で総力戦になるからだ。
また、海外をターゲットにすれば、本社が東京にある必要はな
い。地方で十分だ。
地方創生などの言葉が躍っているのだが、そんな言葉はいらな
い。
中小企業が活性化してくれば、それぞれの地方が主役に躍り出
る。しかも、直接世界とつながる。
特徴がある地方社会になるだろう。
中小企業こそ、どんどん自分の力で世界に出ろ。
自分を知らないだけだ。
こんな時代は、すぐ近くに来ている。