6月19日、日本経済新聞に掲載されていた記事だ。
<一部抜粋>
『6月、世界有数の法律事務所であるホワイト・アンド・ケース
の増強人事が市場の話題をさらった。M&A(合併・買収)手続
きのベテラン、ノア・カー氏らを同業から引き抜いたのは東京
拠点。カー氏は大買収時代に入った日本を「世界で最もエキサ
イティングな市場」と断言する。
レコフデータによると、25年の日本企業が関連するM&A件数は
前年比9%増の5115件。2年連続で過去最高となった。金額は1.9
倍の約38兆円。26年も件数、金額ともに25年を上回るペースで、
40兆円の大台突破が近い』
資料:日本経済新聞
これから、さらに企業のM&Aは活発になりそうだ。
私のような素人でさへ国内企業(上場企業)の買収が増えてい
くだろう、と想像できる。
投資もできない、事業の選択もできない、キャッシュだけはた
め込む、こんな上場企業の株価が上がるはずがない。
しかも円安だ。
投資ファンドの標的になる企業がずらりと並ぶわが国の上場企
業だ。
他方、積極的に海外企業を買収したわが国の上場企業は、現地
企業のマネジメントがうまくいかず、その上、利払いが増える
という悪循環だ。
自ら積極的に動きだすことは、なにもしないよりよいのだが、
ひとつ間違えば、買収側企業の経営を弱体化させる。
なんともむずかしい経営のかじ取りが必要になった。
わが国企業が、これから海外企業を買収しようにも、日本国内
で資金を調達すれば円安で買収費用は膨らむ。
外銀から直接ドルの調達をする企業が増えているらしい。
自国の経営が厳しいからと安易に外国企業を買収するのではな
く、やはり自国に根を下ろした投資をおこなうことが、自社の
株価を上げ、ひいては国内経済に寄与することになる。
強くなっていく経営は、やはり国内で新たな分野に挑戦する意
欲をもつところで生まれる。
海外、国内投資家に限らず、そのような企業の誕生を待ってい
るはずだ。
もっとも、ハゲタカといわれるファンドは、弱った企業を徹底
的に狙う。
金余りで外国企業を買収したところで、その成果が現れなけれ
ば、経営状況はよくならず、いわんや株価などあがろうはずが
ない。
投資ファンドに目をつけられ、経営陣はファンドにゆさぶられ
ることになる。
昭和の古い経営体制から抜けきれない企業ほど、将来性はなく、
株価が低迷する理由だ。
経営にはいろいろな要素があるのだが、それ以上に未知なると
ころへ挑戦することだ。
挑戦がない企業ほど、ハゲタカといわれるファンドに狙われる。
その理由は、足腰が弱く、自分で考えて行動できる経営者がい
ないからだ。
そんな企業をファンドは狙い、ファンドの儲けを狙う。
はした金の配当金を狙ったりはしない。
あくまで企業買収と、再上場によるキャピタルゲインだ。
あるいは再上場ではなく、企業の売却益を狙う。
まさに生き馬の目を抜く戦が続くだろう。
株価が上昇していると、うかれている場合ではない。
経営者の経営能力が試されている。
一部の上場企業は、国内投資を加速させてきた。
挑戦しようという意欲がでてきている。
こんな企業が増えていくことを願う。
中東紛争は、わが国の企業にとって新たなチャンスを生む。
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