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中小企業

車から宇宙へ、挑戦を続ける企業

きのうの日本経済新聞『トヨタ経済圏を越えろ 愛知・三河、
車から宇宙へ・ちくわは海外に』という見出しだ。
中小企業ほどチャンスが増えていく時代を象徴している。

記事の一部には、次のような内容が掲載されていた。
『愛知県安城市にあるイセ工業には、国内の複数のロケット
に関わるメーカーから、燃料配管の製作依頼が殺到している。
自在に曲げて高い性能と安全を保つアルミ製配管は、主力と
する自動車用マフラーの試作技術から生まれた。

イセ工業のパイプ曲げ加工技術
宇宙に目を向けたのは、自動車の電動化という波に見舞われ
たためだ。2010年代に始まった部品の共通化や電気自動車
(EV)の普及はマフラーの試作需要を減らし、10億円前後
だったイセ工業の売上高は18年度以降、一時は6割まで落ち
込んだ。

宇宙ビジネスへの参入で、主要顧客以外の売り上げは17年
の5%から24年には25%に拡大した。秋庭新吉社長は「参入
が5年遅ければ、現在とは会社の姿が違っていた」と振り返
る。トヨタを超えたビジネスが、会社の屋台骨を支える』

仕事がなくなるということは、危機なのだが、時代の変化の
波のなかではどうしようもない現象だ。
ところが、技術というものは、そもそも応用が効く。
衰退する分野があれば、これから必要になる分野がでてくる。

何度も書いてきたのだが、中小企業ほど足元の技術やサービ
スを見直さなければならない。
私の顧客のなかの1社は、やはり技術を活かして稼いでいる。
驚くほど高額の発注が続く。
当然、新規顧客が増えているのだが、既存顧客からの発注も
頻度が増加し、発注単価は上昇している。

独占とまではいえないが、時代にあった商売をされているの
で、企業の独自性(人と技術が融合した)を活かした事業に
なっている。
大手企業ほどではないが、従業員の賃金も着実に上げている。
中小企業が、安くて良いもので稼ぐことはできない。
そもそも大量生産することができない生産形態が中小企業な
のだ、だが、そこが中小企業の強みでもある。
しかも、中小企業が戦う分野は、AIで立ち向かっていける分
野ではなく、人が挑戦する分野が多いのが特徴だ。

日本経済新聞の記事には、その他の分野のことも書かれてい
る。
中小企業の底力をみる思いだ。
私が書いてきたコメントを補完してくれる記事内容だった。
中小企業の経営者ほど、広く世の中をみて、自ら学び、そし
て挑戦する気概が必要だ。
中小企業が稼ぐ力をつけてくれば、この国には確実によくな
っていく。
ジャパン・アズ・ナンバーワンはいらない。
必要なのは、中小企業・アズ・ナンバーワンだ。
ナンバーワンとしての中小企業群だ。

日経新聞の『三河再興 トヨタ経済圏を越えろ』という連載
記事は、中小企業経営者が、読んでおくべき記事だ。

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